はりま酒文化ツーリズム

下村酒造店

下村酒造店

「手造りに秀でる技はなし」の家訓のもと、
奥播磨の恩恵を生かしきる、自然の酒。

山林に囲まれた自然豊かな場所に蔵元がありますね。

下村酒造店
こだわりと蔵人の情熱が詰まった
奥播磨の酒造りを語る、
製造部の多鹿哲哉さん

播州平野の北西、奥播磨のこの土地は緑豊かな場所で、穀倉地帯が広がっています。
澄みきった空気と清らかな林田川の伏流水、山田錦や兵庫夢錦などの地元で採れる良質の酒米と、酒造りにぜいたくな環境が整っているのです。

今、米と米麹、水だけで造られた、本来あるべき自然の純米酒のみを手造りしています。
醸造用アルコールや糖分、香料などは一切添加していません。

3代目の当主の下村九郎が「手造りに秀でる技はなし」との家訓を掲げているのですが、この自然環境を生かせば自ずと「手造り」にこだわるようになるのです。

うちの日本酒は自然のものから生まれたアルコールなので体にもやさしい。
飲んだ翌朝もすっきりしているんですよ。

手造りの酒造り、どんなところに特徴がありますか?

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日本酒ファンに支えられるファンドを活用して、
さらなる日本酒の高みを目指している

具体的な工法としては2つ。
「無ろ過方式」と「瓶貯蔵」があげられます。

だいたいの酒造りでは、終盤にろ過機で雑味などの不必要なものを取り除いて、味を整えますが、うちは良質な自然の素材のみを使った雑味がないお酒を造っていますから、ろ過する必要がないのです。
自然の素材まるごとが純米酒のうま味を構成してくれているのですね。

貯蔵方法に関しては、仕込むお酒によって適した温度で、瓶につめて少量ずつゆっくりと丁寧にしあげていく必要があるので、タンクは使いません。

現在は9つの冷蔵設備があり、熟成の度合にあわせて使い分けています。
熟成も長いものになると3~5年と保存しますから、それだけ蔵の面積を使うのですが、私たちが理想とする味のためには必要な工程なのです。

品質をないがしろにした効率化はしませんし、品質のためには非効率的なことも大切にしています。

代表的な銘柄を教えてください。

下村酒造店
蔵の直売所では試飲して、味わいの違いを確かめられる。
お気に入りの銘柄に出会いたい

「奥播磨」が代表的な銘柄です。
山田錦や兵庫夢錦を使って、素材や製法によってざっと22、23種はあるでしょうか。

それぞれ香りやうま味やキレなどで味が変わりますので、シーンや食事にあわせて楽しんで、日本酒の奥深さを堪能してもらいたい自信作ばかり。

うちのお酒を飲んで、日本酒のイメージが変わったというお客様もいらっしゃいます。
日本酒は苦手という人にこそ飲んでいただいて、好きになっていただきたいですね。

うちの蔵人たちはうまいだけでなく、感動してもらえるお酒を瓶に詰めたいという思いで向き合っていますよ。

「奥播磨ファンド」の設立は新しい取り組みですね。

下村酒造店
樽が積み上げられ、酒蔵らしい雰囲気。
おいしい日本酒への期待感が高まる情景だ

最近、注目されている日本酒ファンドです。

全国でも20数軒の蔵元が設立していますが、弊社は平成20年に立ち上げました。
一口5万円で行っています。

売上高の一部を出資者に分配しますが、元本の保証はありません。
これは日本酒ファンの方が出資してくださる場合が多く、私たちの酒造りを理解し、応援してくださっていると励みになっています。

ファンドを設立したことで、エンドユーザーの方の声を直接、広く聞けるようになりましたので、より期待に応えようという思いが強くなりました。

うちの直売所に買いに来てくださるお客様も多いですが、ファンドのおかげで全国のお客様とつながるようになったと感じています。

私たちの名刺にある肩書は「製造部」ですが、全国約120カ所の取引先を分担して担当し、営業も行っています。
造りも売りも同じ人間が責任を持って担当することで、ダイレクトに市場のニーズを感じ取ることができますし、こちらの想いも直接伝えることができますので、仕込みのない夏場は、全国を飛び回っておりますよ。

お客様の声が、新たな商品開発のヒントになることも多いのです。
小さな蔵ですが、広い視野で信念のある酒造りに励んでいきたいですね。

おすすめ商品紹介

  • 山廃純米 奥播磨

    大吟醸 龍力 米のささやき

    やや辛口でコシがあり力強い。まずは常温の冷やで。寒い時期には45℃の燗でうま味を味わって。

  • 純米大吟醸 伝授

    純米大吟醸 龍力 米のささやき「秋津」

    厳選した山田錦を38%まで磨き、じっくりと1カ月以上熟成。深みのある味わいを存分に楽しみたい。

  • 純米 奥播磨

    大吟醸 ドラゴン青ラベル

    地元産の米夢錦を使った奥播磨を代表する商品。飽きのこないやさしく奥播磨らしい味わい。

下村酒造店 概要

下村酒造店
会社名 下村酒造店
住所 671-2401 兵庫県姫路市安富町安志957
TEL 0790-66-2004
FAX 0790-66-3556
営業時間 10:00~18:00
日曜日は10:00~17:00
定休日 年中無休
駐車場 4台
蔵見学 なし
酒の入手方法 蔵内の販売所、取扱酒販店
取扱店舗一覧はこちら(外部サイト)
試飲 あり
URL http://www.okuharima.jp/

アクセスマップ

バスでお越しの方:JR姫路駅から神姫バス山崎行きに乗り約50分、安志で下車
車でお越しの方:中国自動車道山崎ICから車で約15分


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