はりま酒文化ツーリズム

神結酒造

神結酒造

伝統の酒造りに若い力をあわせて、
地域色の濃い、日本酒文化の発展を目指す。

「うまい酒はうまい米から」というテーマで日本酒作りをされていますね。

神結酒造
酒造りをにこやかに語ってくださった
長谷川妙子専務取締役

弊社は創業明治26年(1893年)です。

酒蔵の裏手にある二本の樫の木が、一本に結ばれているように見えるのですが、それは神様が結んだものではないかということで、「神結」と命名されたようです。
日本酒らしい縁起のいい名前だと思っています。

ここ加東市は山田錦のふるさと。品質のよい酒米が収穫できる場所として、全国的にも有名です。
優秀な地元産の酒米を、豊かな五峰山の伏流水で仕込んで、品質を大切にした日本酒造りを続けてまいりました。

受賞経歴がたくさんありますよね。

神結酒造
壁には受賞の賞状がズラリと並ぶ。
酒造りへの情熱が感じられる光景だ

ありがたいことに、平成9年から、全国新酒鑑評会では昨年の平成24年までに、のべ8回金賞をいただきました。
これは私たちの力だけではできません。それ以前は賞に出品しても受賞はできない、そんな時代もあったのです。

「今までの味ではない、もっと新しい感覚の酒造りを」と心に決めて、情報をもとめて飛び回っていました。
その頃、ちょうど毎年来てもらっていた杜氏が高齢化でやめることもあって、新しく南部杜氏に来てもらうことにしたのが平成6年でした。

私たちの想いに共感してくださった方がいらっしゃって。
その何年か後には大学を卒業した長男や、若い蔵人も加わったこともあって、体制が一新。
おととしからは社員杜氏制に切り替わりました。

仕込みの時期、蔵人は精魂こめて、体力的にも精神的にも一生懸命、酒造りと向き合います。私たちはそんな彼らをどこまでサポートできるか。
その信頼関係の上に出来たお酒が、受賞というご褒美がいただけるのだと思っています。
今は9回目に向けてチャレンジの日々ですね。

商品のラインナップも豊富です。

神結酒造
神結酒造自身の全ラインナップが直売所で購入できる。
加東市産の酒米も飾られている。

私たちが持っているのは「酒米を蒸す技術」と「こうじ米を作る技術」です。
この技術を使って、自分たちができるものを作っていきたいと考えています。

最近では「麹スウィーツ Poudre(プドレ)」という商品が話題になり、「神戸セレクション」や「五つ星ひょうご選定商品カタログ」にも選んでいただきました。
甘酒をスウィーツ感覚で楽しんでもらえたらと提案していますが、女性を中心に喜んでいただいています。

金賞受賞酒はもちろんですが、季節限定酒などいろいろと取りそろえていますので、お客様の気分でいろいろと楽しんでいただけるとうれしいですね。

地域の方との交流にも積極的ですね。

神結酒造
神結の名前の由来にもなったというカシの木は、
蔵元の裏にある

日本酒は全体で見れば消費量が減ってきています。
加東市は酒米の産地ですし、まずは地域の方にもっと日本酒に親しんでいただけるよう、情報を発信していきたいと思っています。

毎年2月には加東市が主催する「あったか加東市 冬のまつり」に協賛させていただいて、蔵を開放して見学会や試飲会を行っています。
寒い時期ですが、大勢の方に来ていただいて、新酒の味を効いてくださるので、私たちも励みになっていますね。

これからも地域の方に喜ばれる日本酒作りを通して、神結の酒を発信していきたいと思っています。