はりま酒文化ツーリズム

明石酒類醸造

明石酒類醸造

日本人のアイデンティティとして日本酒を世界へ。
欧州で知られる「Akashi‐tai」、アイデア豊富なチャレンジ蔵。

代表銘柄「明石鯛」は、海外での評価も高いですね。

明石酒類醸造

世界を飛び回って「Akashi‐tai」の名を
広げてきた米澤仁雄社長は、アイデア
豊富な行動家だ

私が家業を継いで酒造りをはじめたのが、約20年前です。
それまではサラリーマンをしていました。

当時はバブル時代の余韻が少し残っていたくらいの頃。
清酒の国内消費量がどんどん落ちていくなか、原料や製造方法にこだわったおいしい地酒だったのですが、「明石鯛」は国内ではメジャーとはいえない存在でした。

そこで「海外で勝負して知名度があがれば、日本でも評価が変わるのでは?」と思ったのがきっかけですね。
そこで海外のコンクールに出品しはじめたのです。

結果的として「純米大吟醸 明石鯛」は、欧州のiTQi国際食品コンクールにおいて最高賞を2年連続で受賞、モンドセレクションでも2年連続金賞をいただくことができました。
それと同時に、まだ開拓されていなかったヨーロッパやアジアを中心に、飲食業界の展示会にたくさん出展して、「明石鯛」をPRしました。

現在、イギリスを中心に約10か国の国へ輸出できるようにまでなりました。
日本酒の評価はヨーロッパで非常に高いと思います。

ワインの知識が豊富な方が多く、自分たちが「おいしい」と思う味を大切にしてくれます。
「明石鯛」は原料にこだわって丁寧に作っている日本酒。
料理にもあわせやすい。だからこそ「Akashi‐tai」として、ワインと同じ感覚で受け入れてもらえたのだと思います。

今は世界一周クルーズ「クイーンエリザベス号」でも扱ってもらっています。
言葉はなくとも、本当においしいものは伝わるのだと実感しています。

「Akashi‐tai」はどんなお酒ですか?

明石酒類醸造
国道2号線沿いにある工場兼直売ショップ。
地元のイベントのコラボレーションにも積極的

明石の鯛は「魚の王様」と言われるほどおいしい魚。
その「魚の王様」に負けないよう「日本酒の王様」になれるようにとの思いから、命名しました。

弊社は1860年創業で、清酒の製造を始めたのは戦後、1955年。
「明石鯛」はその頃から造り続けている看板商品です。

「原材料に徹底してこだわる」が酒作りのモットーで、酒米は山田錦の産地、三木市の特A地区で収穫される最高級のものを厳選しています。

この山田錦を大吟醸で40%、純米酒でも65%まで惜しみなく磨いて仕込んでいます。
かといって、呑んでくださる方に日本酒のうんちくを押し付けるつもりはありません。
お料理にあわせて楽しく飲んでもらいたいですね。

リキュールを使ったシャーベットなども販売されているんですね。

明石酒類醸造
直売ショップ『酒笑本館(しゅまいるほんかん)』。
「すべての人に酒と笑いと幸せを」を理念に

「大人のシャーベット」シリーズです。
イチゴやバラ、ゆずなどのリキュールを使ったシャーベットで、お客様に冷凍庫で凍らせていただいてもらいます。

特に明石清水のイチゴを使ったシャーベットはおすすめですね。
同じイチゴを使ったリキュールやどぶろくもあるのですよ。
冬場には雪だるま型の陶器に入って、そのまま燗をしてもらえる「ゆきんこ」という商品も。

日本酒という枠のなかで、常に新しいもの、面白いものにチャレンジしていきたいと考えています。

日本酒の文化を広く世界へ発信されています。

明石酒類醸造
日本酒造りもアイデア豊富。
山田錦を玄米から仕込んだお酒は、海外で人気を博した

海外に出るとやはり、日本人のアイデンティティを感じずにはいられません。
「日本人だから日本酒!」と思ってもらいたいというのが本音です。

今、世界的に日本食は健康食として認められています。
その流れのなかで日本酒も注目されてきているという実感があります。

こういった環境を追い風に、これからもメイドイン明石、日本の誇りとして、「Akashi‐tai」を広めていきたいですし、こだわりの商品を造り続けていきたいと思っています。